『キュアフォンテーヌの衣装』を手作りしてみた
こんにちは、照り焼きチキンです。
娘におねだりされたので、今年はキュアフォンテーヌの衣装を手作りしました。
ちなみに去年はキュアミルキーでしたね。
とにもかくにもまずは完成した作品がこちら。
広げて平面においた写真です。
いやー大変だった。
スカラップ祭ですよ。
型紙を描くのだけでも1週間かかりました。
パーツが多い分、布の使用量をできるだけおさえて作っています。あんまり布を使うと重いので。
後ろのパーツも作ってみました。スナップボタンで取り付けられます。
子どもが簡単に着れるように服の上から着る、なりきりエプロンのようになっています。
大きさは
- 上半身のスタイ部分の横幅が22㎝
- 腰ベルトの横幅(ウエスト)が63~68㎝
- スカート丈が30㎝くらい
となっています。ウエストベルトは普段の服サイズが120の娘が冬服の上から着られるサイズで作っています。
素材は主にT/Cブロードを使っています。
『キュアフォンテーヌーの衣装』の作成工程(ざっくり)
ざっくりと作成工程を載せていきたいと思います。
寸法は書きません。メモも取ってないのでもう私にもわからない。
スカート
まずはスカート作り。
135°のフレアスカートでウエスト68㎝・総丈30㎝で作りました。
まずはそれぞれの色のスカラップパーツを作りました。
薄紫色と紺色のスカラップは見返し部分を薄手の接着芯で作りました。
薄手の接着芯を見返しに使うと、曲線がきれいに作れます。
水色は裏も共布で。
白はフレアではなくギャザーを寄せるため直線で作りました。
あ、足写ってる。これは息子のだな。
この4つのパーツを縫い合わせるとこうなります。
はい可愛い。もう可愛い。
もうこのまま普通のスカートにしちゃいたい。
そしてスカート脇のひらひらした飾りも作っていきます。
薄いミントグリーンの布をこんな形にカットして。
端処理後に折りたたんで、上から1㎝を縫います。
アイロンは使わずに、ふんわり折っておきます。
長いところは50㎝くらいあったはず。もうちょっと長くてもよかったかも。
上半身
そして上半身作り。
見えないけど2色の生地の裏側にスタイ型に下絵を描いています。
まずはインナーの白ラインを縫い付けていきます。
2色の切り替えラインに縫い付けていきます。
ラインは見返しを薄手の接着芯で。
2色の生地の方にも補強のため接着芯を貼っています。
裏布を用意して中表に合わせ、下部以外をグルっとスタイの形に縫います。
縫い代1㎝で切り抜き(1㎝取れないところはギリギリをカット)、カーブに細かく切込みを入れます。
下から表に返してアイロンで形を整え、コバステッチをかけておきます。
次にジャケット部分を作ります。
こんな形に生地を切ります。
端処理をして細いパーツを縫い付けます。
これを左右対称に作って、襟を折ってアイロンで整えます。
次に上襟を作ります。
これで上半身作りは終わりです。
パーツ合わせ
次に今まで作ったスカートパーツと上半身パーツを合わせていきます。
まずはウエストベルトを用意します。
そして、スカートとウエストベルト、上半身を縫い合わせます。
写真を撮り忘れたのでいきなり合わさっていますが・・・
もうだいぶ形になってきましたね。
次にサイドのひらひら飾りを縫い付けて。
ジャケットを縫い付けて。
上襟を縫い付けます。
ジャケット前の合わせの部分もジャケットが開かないように縫い留めました。
チーフ
次に胸元のチーフを作ります。
薄紫色の生地をこんなふうに切って。
端処理をしてアイロンでしっかり折り目を作ってから、上から1㎝を縫い留めます。
これを胸元に縫い付けます。
プラスナップをつけて・・・
これで本体は完成!
胸の雫型のブローチはプラバンで作りました。
プラ板の表面はセリアの色付きレジンでコーティングし、裏にブローチピンを接着剤でつけています。
後ろ
最後に後ろパーツを作ります。
それぞれ端処理をして縫い合わせ、ハートパーツも縫い合わせていきます。
ハートパーツの見返しは薄手の接着芯で。
次にリボンを作って付けます。
リボンは接着芯を貼ったのですが綺麗な形を保てなかったので、中にキルトを入れて張りとボリュームを出しています。
リボンの中央に裁縫上手(手芸用ボンド)をちょっと多めにつけてしっかり乾かし、リボン上部を2カ所ほど1針分だけ縫って留めています。
上部にスナップボタンをつけて完成!
『キュアフォンテーヌの衣装』を着せてみた
というわけで、
さっそく娘に着てもらいました。
あーーかわいいー(*´Д`)
作って良かったー♥可愛いー♥
すごくないですか?これ。
今までで一番の力作だと自負しております。
作ってみた感想・反省
私はその年のプリキュアで1番好きな子の衣装を、1つだけつくってあげることを娘と決めています。
今年はキュアフォンテーヌ。
正直「また青系かー」って思いました。
私の推しはキュアスパークルでしたし。
キュアフォンテーヌの衣装を1目見て、「うわっスカラップやばい」って思いましたし。
でも後から、フォンテーヌが1番作りやすかったのかも・・・と思いました。
スパークルのジャケットの裾とかどーするよアレ。
娘に感謝です。
そう、最初にも書いたけど、驚異のスカラップ祭。
スカートに4種類のスカラップ・・・しかも頑張って作っても正面から見えるのはごく1部だけ。
「ここ結局見えないんだよねー、ごまかそうかなー」って何度もくじけそうになりました。
公式サイトでキュアフォンテーヌの画像を見ると、スカート自体にはギャザーは寄ってなくて、裾の白レース部分だけギャザーが寄ってるんですよね。
これに悩みに悩みました。
最終的に135°のサーキュラースカート(フレアスカート)を作るようなイメージで型紙を作りました。
でも120°くらいでもよかったかな。
型紙も専用ソフトとか使えないので手書きだし。
チャコペン使うのが面倒でずっとシャーペンで布にも描いてました。
売り物とかじゃないしいいかなーって。
あとスティックのりに何度も助けられました。ズレてほしくないパーツを仮止めするのに。
ミシンの針にとってはあんまり良くはないのでしょうが。
手芸用の仮止めのりとかもあるんですけど、これちょっとの間使わないとすぐ乾燥しちゃうんですよね。
と思っていたら裁縫上手のスティックタイプも今あるんですね。
こんどこれ買ってみようかな。
上半身は、ジャケットの形と端のラインをどう作るかで苦労しました。
最初に書きましたが、重くなるのが嫌で、どうやったら最小限の布で表現できるかと、何度も何度も型紙を描きなおしました。
最終的にウエストを63㎝と68㎝の2段階に調整できるようにしたかったのも難しくさせた要因だったと思います。
うちの娘、身長も体重もクラスで1番の子なので、1年でどこまで大きくなるか読めないんですよね。
だからサイズ調節できるように、冬服の上からでも着られるように作りました。
でももうちょっと大きく作っても良かったかな。
失敗したのはサイドのヒラヒラの飾りですかね。
このパーツの正面にくる部分、もうちょっと「ハ」の字になるように作った方が良かったです。
せっかくのスカラップ、ほとんど見えない(;´・ω・)
あと、ついにUVレジンに手を出しました。
胸元の雫ブローチ、ぷっくりつやつやに仕上がって満足です。
今後もちょいちょい使っていきたいな。
なんやかんや言いつつも過去1番の自信作です。
照り焼きチキンは裁縫初心者で、自己流でやってるので、プロの方から見たらナニコレって作り方をしてるところがたくさんあると思います。
前までは絶対に本とか説明書のとおりに作らなくちゃって思っていました。
自分で考えるのより、決められたものを順番に組み立てていく方が好きですしね。
ただ最近は、好きなように作りたくて裁縫を始めたんだから、ちょっとくらい自己流でアレンジしてもいいのかなーって思うようになってきました。
売り物を作っているわけではないですし。
まだまだ勉強中ですが、基本を大事にしつつ、自分のアイディアも大事にしていきたいと思っています。
ほんと、何事もチャレンジですね。
今後とも頑張っていくのでよければ参考にしてみてください。
ここまで見てくださった方、ありがとうございました。
気になることとかありましたらお気軽にコメントください。
それではまた(/・ω・)/